オリジナル色の万年筆インク
ここ数年、プラチナ万年筆の混色が可能なインク、Mixable Ink (旧MIxFree)で、オリジナル色のインクを作り、3色をローテーションさせながら日記を書いています。
Mixable Ink (MixFree) シクラメンピンク
Mixable Ink (MixFree) スモークブラック
以前、某通販サイトのレビューにも書いたのですが、このシリーズのインクは、印刷インクのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(各々、アクアブルー、シクラメンピンク、サニーイエロー、スモークブラック)と似た色が揃っているので、調色がしやすいのです。
混色方法
赤:シクラメンピンク3:サニーイエロー1
青 (紺):アクアブルー10:シクラメンピンク1
緑:サニーイエロー1:アクアブルー1
上の写真のインク色はこんな感じで作っています。
茶:赤かオレンジを作り、スモークブラックで暗さを調整。
オリーブグリーン:黄緑を作り、スモークブラックで暗さを調整。
ダークグリーン:青緑を作り、スモークブラックで暗さを調整。
あると便利な道具
なんだかこの写真だけを見ると、ちょっと怪しいモノを作っているみたいですねぇ (^ ^;。
インクの分量を測る時は、スポイトよりシリンジ(インジェクターともいいます。注射器型の計量&注入器です)の方が正確なのでおすすめです。
混色は、パレットがあれば便利ですが、なければ小皿でもOKです。
色のチェックは、万年筆を使うといちいち洗うのが面倒なので、つけペンやガラスペンなどがあると便利です。でも、インクの濃淡のつき方が万年筆とは少し違うので、最終チェックは万年筆でしましょう。
万年筆やインクを使いやすく
オリジナルインクを入れる容器
オジリナルインクが完成したら、小瓶に入れて、調合の割合を書いたラベルを貼っておくと、インクがなくなってもすぐに作れます。
最初は紙のラベルを貼っていたのですが、ダイモが安くなっていたので買って使用してみました。丈夫だし、瓶がちょっと格好よくなりました(インク瓶だけじゃなく、電源タップに貼って電化製品の区別にも使えて便利です)。
印刷の色指定はCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の順に書くのですが、ダイモでもM3Y7K3みたいな感じで文字を打つと短くて分かりやすいです。
インクを入れる瓶は、百均(セリアなど)で売っている、小さな瓶がおすすめです(この瓶、フランスの国民的ジャム「ボンヌママン」の小瓶にそっくりなのですが、その空き瓶はいくら洗ってもジャムの匂いが取れず、私は再利用を断念しました。ジャムの香りが気にならない or 好きな方は、試してみてはいかがでしょうか? (^ ^;)。
コンバーターを使用した万年筆は、普通、ペン先をボトルのインクに浸してからコンバーターを回しますが、こんな広口の小さな瓶なら、コンバーターを外してその先をインクに浸けて回すだけでいいので、拭き取るインクが少なく、手間もかかりません。
インクが減っても、瓶の下に定規などを差し込んで底を斜めにすると、ほぼ最後まで使い切ることができます。
その他、あると便利なツール
同じ型の万年筆に違う色のインクを入れて数本使っている場合、カラーラベルを貼っておくと見分けやすいです。
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万年筆を何本か、同時進行で使用する場合、蓋付きの容器に入れておくと、インクの乾燥を防ぐことができます。
WECKのキャニスターで、ちょうどいいサイズのものがあったので使用しています。
ちなみに、上の写真に写っている3本のキャニスターの中身は、右は万年筆、真ん中はカリグラフィー用の下敷き、左はピアノ専用で使っているクイックルワイパー。
文房具用のラックって、小物入れやペントレーなどがごちゃごちゃついているものが多く、もっとシンプルでコンパクトなものってないのかなーと思っていたら、キッチン用品売り場でこのラックを発見。
インクも並べられるし、眼鏡もクロスを敷けば置けるので、デスク周りがとてもスッキリしました。
万年筆のペン先の具合を見たり、文字が蟻のように小さい外国語の文法書を読む時なんかに使っています。