アヴェ・マリアのピアノ楽譜を自作
今、ピアノの練習曲で、バッハの「平均律第1巻 第1番 プレリュード」をやっています。バッハを敬愛して止まないフランス人グノーは、この曲を伴奏にしてアヴェ・マリアを作曲したそうです。
練習用楽譜の自作
私が使用しているテキストの楽譜には、残念ながら(ピアノ用の楽譜なので、当然ながら?)アヴェ・マリアの歌のパートがないのですが、学生時代に少し歌っていたこともあり、その歌と照らし合わせながら弾いた方が気分も上がるだろうと、楽譜や歌詞をあれこれ探し、ようやく自分の練習用の楽譜を作成しました。
楽譜の作成には、フリーのMuseScoreを使用。私は楽譜作成ソフトにはあまり馴染みがなかったのですが、詳しいオンラインマニュアルがあるので、なんとか形にすることができました。
昔歌っていた日本語歌詞
アヴェ・マリアの楽譜や、ラテン語の歌詞は何とか見つけることができたのですが、私が学生時代に歌っていた日本語の歌詞が、なかなか見つかりません。色々探していったなかで、ある地方の学校の生徒たちが合唱する動画を見つけ、どうやら福田三岐夫氏の訳らしいということが分かりました。字幕はなく、耳で聞いて確認しただけなのですが、学生時代に歌っていたのと同じものでした。
アヴェ・マリア/めぐみふかく きよきははの/あいのまなざし……
(作詞など、諸々の著作権の問題があるので、途中までの引用になります)
元のラテン語の意味からは少々外れているのですが、語感も良くて歌いやすい歌詞です。
そして、なにより自分の耳に馴染んでいるので、ピアノを弾きながら、ああ、このパートは「めぐみふかく」のところだ、とすぐに分かります。
これでやっと、バッハの曲を弾く時も、どの小節がどの歌詞に対応しているのかが、分かるようになりました。
ラテン語歌詞のフルバージョン
バッハやグノーのオリジナルの楽譜やラテン語の歌詞は、年代的に既に著作権が切れていると思われるので問題がなかったのですが、著作権をクリアーしていないと思われるものは全てカットしてあります。
イントロを付けたい時には、最初の4小節をそのまま繰り返して使用すると良いようです。
ピアノ曲との違い
私が使用しているテキストの楽譜には、強弱記号やクレッシェンド・デクレッシェンドなどの指示がいろいろあるのですが、歌のパートとは全然関係がなく、サビの「サンタ・マリア」を高らかに歌い上げる部分が、妙に静かだったりします。
バッハのオリジナルの楽譜には強弱の指示はなかったはずなので、まずは歌に合うように抑揚をつけて弾き、その後でテキストの強弱でやってみようかなーと思っています。
ラテン語の歌詞
オリジナル色の万年筆インク
ここ数年、プラチナ万年筆の混色が可能なインク、Mixable Ink (旧MIxFree)で、オリジナル色のインクを作り、3色をローテーションさせながら日記を書いています。
Mixable Ink (MixFree) シクラメンピンク
Mixable Ink (MixFree) スモークブラック
以前、某通販サイトのレビューにも書いたのですが、このシリーズのインクは、印刷インクのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(各々、アクアブルー、シクラメンピンク、サニーイエロー、スモークブラック)と似た色が揃っているので、調色がしやすいのです。
混色方法
赤:シクラメンピンク3:サニーイエロー1
青 (紺):アクアブルー10:シクラメンピンク1
緑:サニーイエロー1:アクアブルー1
上の写真のインク色はこんな感じで作っています。
茶:赤かオレンジを作り、スモークブラックで暗さを調整。
オリーブグリーン:黄緑を作り、スモークブラックで暗さを調整。
ダークグリーン:青緑を作り、スモークブラックで暗さを調整。
あると便利な道具
なんだかこの写真だけを見ると、ちょっと怪しいモノを作っているみたいですねぇ (^ ^;。
インクの分量を測る時は、スポイトよりシリンジ(インジェクターともいいます。注射器型の計量&注入器です)の方が正確なのでおすすめです。
混色は、パレットがあれば便利ですが、なければ小皿でもOKです。
色のチェックは、万年筆を使うといちいち洗うのが面倒なので、つけペンやガラスペンなどがあると便利です。でも、インクの濃淡のつき方が万年筆とは少し違うので、最終チェックは万年筆でしましょう。
万年筆やインクを使いやすく
オリジナルインクを入れる容器
オジリナルインクが完成したら、小瓶に入れて、調合の割合を書いたラベルを貼っておくと、インクがなくなってもすぐに作れます。
最初は紙のラベルを貼っていたのですが、ダイモが安くなっていたので買って使用してみました。丈夫だし、瓶がちょっと格好よくなりました(インク瓶だけじゃなく、電源タップに貼って電化製品の区別にも使えて便利です)。
印刷の色指定はCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の順に書くのですが、ダイモでもM3Y7K3みたいな感じで文字を打つと短くて分かりやすいです。
インクを入れる瓶は、百均(セリアなど)で売っている、小さな瓶がおすすめです(この瓶、フランスの国民的ジャム「ボンヌママン」の小瓶にそっくりなのですが、その空き瓶はいくら洗ってもジャムの匂いが取れず、私は再利用を断念しました。ジャムの香りが気にならない or 好きな方は、試してみてはいかがでしょうか? (^ ^;)。
コンバーターを使用した万年筆は、普通、ペン先をボトルのインクに浸してからコンバーターを回しますが、こんな広口の小さな瓶なら、コンバーターを外してその先をインクに浸けて回すだけでいいので、拭き取るインクが少なく、手間もかかりません。
インクが減っても、瓶の下に定規などを差し込んで底を斜めにすると、ほぼ最後まで使い切ることができます。
その他、あると便利なツール
同じ型の万年筆に違う色のインクを入れて数本使っている場合、カラーラベルを貼っておくと見分けやすいです。
|
|
万年筆を何本か、同時進行で使用する場合、蓋付きの容器に入れておくと、インクの乾燥を防ぐことができます。
WECKのキャニスターで、ちょうどいいサイズのものがあったので使用しています。
ちなみに、上の写真に写っている3本のキャニスターの中身は、右は万年筆、真ん中はカリグラフィー用の下敷き、左はピアノ専用で使っているクイックルワイパー。
文房具用のラックって、小物入れやペントレーなどがごちゃごちゃついているものが多く、もっとシンプルでコンパクトなものってないのかなーと思っていたら、キッチン用品売り場でこのラックを発見。
インクも並べられるし、眼鏡もクロスを敷けば置けるので、デスク周りがとてもスッキリしました。
万年筆のペン先の具合を見たり、文字が蟻のように小さい外国語の文法書を読む時なんかに使っています。