Listening to Whispering of the Sky

空に耳を澄ましながら

おとなのための楽しいピアノスタディ 1

ブラインドタッチで弾ける おとなのための楽しいピアノスタディ (1)
ブラインドタッチで弾ける おとなのための楽しいピアノスタディ1

今、第2巻に取り組んでいるのですが、第1巻を終了した記録として、初心者なりに気がついたことなどをメモしておこうと思います。_φ(..)

ブラインドタッチについて

このシリーズは『ブラインドタッチで弾ける」とあるように、基本的には楽譜を見ながら弾き、指先は音が大きく飛ぶ (弾く鍵盤の位置が大きく移動する) 時にチラッと確認する程度にしか見ない、という方法を身につけることを主眼としているテキストです。

第1巻はほとんどの曲がナチュラルポジションで、5本の指が載っている鍵盤を横方向の移動なしにそのまま弾くため、1曲あたりにかける時間は、子供の頃に少し弾いていた方なら基本的にそんなにかかりません。

でも、最後にメドレー曲が2つあり、容赦なく音が飛ぶので、私には結構大変でした。(T_T)

メドレーなので含まれている曲が複数あるのですが、その曲が変わる度に弾く鍵盤の位置が大きく跳躍し、なかなかスムーズに繋ぐことができないのです。

絶対見ないでやってみた

独学なので、何を持って完成とするのかを自分で決めなくてはならなかったのですが、「曲のつなぎのタイミングに時間がかかっても、それぞれの曲がよく弾けていたら良しとする」とか、「音が飛ぶ時に手元を見ても良しとする」などなど、色々あると思います。

でも、これらの曲をやっていた時は、なぜか「絶対に手元は見ない!」と決めてやっていたので、とても時間がかかりました。テキストには、音が大きく飛ぶ時はチラッと見ても良いと書いてあるのですが、簡単な曲をやっているうちから、全体の88鍵の鍵盤感覚を身に付けておいたほうが、後々楽なのでは?と思い込んでいたのです。

でも思い返すと、この頃手元を見ずに弾けたのは、まぐれが重なっていたのではないかと思います。というのも、第2巻に進むと、音が飛ぶ曲がもっと増えて、とても第1巻のメドレー曲でなんとかやってのけたように「手元を絶対見ずに弾く」ということが困難になってきました。

若い方、感覚が鋭い方などは「絶対に見ない」という方法で進めても上手くいくのかもしれません。でも、88鍵全部の鍵盤感覚というのは、様々な曲を練習していくうちに身についていくものなのかもしれません。

チラ見してみたら

しかし「鍵盤を見ても良い」ということにしても、ミスが多発するのです。(@_@;)

楽譜から視線を外して、手元を見て、また楽譜に視線を戻すと、楽譜のどこを弾いていたのかがわからなくなってしまいます。

視野を広くして、楽譜も手元も見て、必要に応じてどちらかに焦点を移すという弾き方をしなくてはなりません。

また、左手と右手が離れている場合、視点の移動も困難になってくるので、そのような曲に取り組む頃には、もっと全体の鍵盤感覚が身についてなければならないでしょう。

今は何を学ぶべきか

しかし、第1巻はナチュラルポジションで弾くことがメインなので、何度練習してもメドレー曲のつなぎのタイミングが遅れるという場合は、大目にみて完成としても良いのかもしれません。

教室に通っている方は、先生が合格の頃合いを決めてくれると思うのですが、独学で、尚かつ完全主義者という場合 (私は中途半端ですが)、途中で嫌気が差してピアノを止めてしまうということにもなりかねません。

テキストの課程が、どんな課題をクリアーするように組まれているのかを考慮して判断したほうが良さそうです。(・_・ )。oO

練習曲について

「おとなのための〜」と本のタイトルにありますが、その「大人」の定義は広いようで、私よりずっと上の年代向けのような曲もありました。

でも知らない曲でも、ネットで検索すると、YouTubeなどの動画サイトでたいてい見つけることが出来ます。

「竹田の子守唄」は、最初、なんだか古そうな歌だなと思ったのですが、調べてみると、京都の部落差別のあった村で歌われていたものを、フォークグループの赤い鳥がアレンジしてヒットした歌だということを知りました。

オリジナルバージョンも味わい深くて、とてもいいです。赤い鳥バージョンよりやや明るく元気な感じ。私はこらちの方が好みですねぇ。p(^o^)q

「はにゅうの宿」は元々イギリスの曲なのですが、日本語の歌詞も素敵です。

このテキストで練習を始めた頃、知らない曲が出て来た時に、なんだかとっつきづらいなーと思ったものですが、色々と調べてみると、いい歌が多いですね。このテキストをきっかけにして出会うことが出来て良かったです。(^_^)