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空に耳を澄ましながら

楽譜を使いやすくしてみた (4)

ツイストリングのパンチで楽譜に穴を開けるときに、気をつけたいこととは?

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パンチで穴を開ける時の失敗例

パンチに用紙をはさむ際、穴が斜めに開かないようきっちり奥まで入れるはもちろんですが、用紙の上下左右の向きにも、十分注意してください。

特に菊倍版の楽譜はA4よりも大きいので、上下の穴の余白に違いが出ます(上が8mm、下は12mmくらい)。

上下を間違ってパンチしてしまうと、全部のページなら「なんか下の余白がが狭いなあ」で済むのですが、部分的に間違ってしまった場合、リングに通した時に上下がデコボコし、譜面台に置いた時の座りが悪くなってしまうことも。

そのまま穴を開け直そうとすると、穴と穴の間にある紙がほとんど無くなってしまうので無理なのですが、メンディングテープを表と裏から貼ると、再度パンチすることが出来ます(でも、パンチの金具にテープの破片が貼りつくので、あとで掃除がちょっと面倒です)。

写真左は、テープで修正した穴で、写真右は、左右間違ってパンチしたページの例です。_| ̄|○ 皆様も、どうかお気をつけください。

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パンチについて

ツイストリング製本を始める際の一番の出費は、やはりパンチですよね。以前、買うのに数カ月迷って、やっと買った!というような記憶があります。

もう少し安いP1603もあるのですが、私は使ったことがなく、詳細がよくわかっておりません。ただ、P1605が10枚用、P1603は5枚用と仕様にあり、厚紙のパンチではP1605が1mm厚までOKだったので、P1603だと0.5mm以下にしないと入らないかも。

また、P1603はA4より大きなサイズの紙をはさんでパンチできるかどうかが、Web上の写真やカタログからは不明だったので、楽譜の製本の用途で購入を考えている方は、大きな文具店に行って実際に触ってみるか、メーカーに問い合わせてみてくださいね。

リヒトラブ ワンサードパンチ 34穴 P1603リヒトラブ ワンサードパンチ 34穴 P1603

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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